記事検索はこちらで→
2024.03.18

WING

デルタ航空、日本始めアジアへの投資強化

 顧客サービスとブランド力向上に一層注力

 

 デルタ航空(DAL)のジェフ・ムーモー アジア太平洋地域担当副社長がこのほど来日し、メディア各社とのラウンドテーブルを実施した。ムーモー副社長は2024年の太平洋路線への輸送能力を35%拡充することに加え、国際線旅客が米国内で乗り継ぎ時に必要とされていた手荷物の再検査・再預け入れを不要とするプログラム「IRS」を年内をメドに日本と韓国からの旅客を対象に導入する意向を示すなど顧客サービスの向上を一層推進していく方針を示した。日本市場については「アジア路線で一番キャパシティが大きく、最重要市場」だとした上で、ブランド認知度の向上やオフ期の需要開拓などに注力していく方針を示した。

 

 グローバルではコロナ前の75%回復
 太平洋路線の供給座席数35%拡充へ

 

 デルタ航空グローバルでの搭乗客数が1億9000万人に達するなど業績に関してはコロナ禍前の75%水準まで回復。また、コロナ禍中に投資を行ってきた米国内の空港施設のリニューアルなども進行しつつある。そうした状況も踏まえ、ムーモー副社長は「2023年は非常に重要な年となった」と振り返った。

 

※写真=取材に応じたデルタ航空のジェフ・ムーモー アジア太平洋地域担当副社長

お試し価格で全文公開中