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2024.03.14

WING

陸自・在日米軍オスプレイ、14日から飛行再開

 整備後順次飛行、基地周辺から訓練し能力回復へ

 防衛省は3月13日、オスプレイの国内飛行再開を14日から開始すると発表した。今後陸上自衛隊と在日米軍のオスプレイは、事故再発を防止する安全対策を取った整備を行い、整備を終えた機体から順次基地内でのホバリングなど基本的な飛行を行っていく。操縦する隊員は安全対策の教育を受けた隊員から基本的な飛行を行って、一定期間のプロセスを経て任務に対応する能力を回復していくとした。
 陸自および在日米軍による飛行再開は14日からだが、本格的な運用再開まではプロセスに則って順次行っていくことになる。オスプレイを運用する各部隊の指揮官ごとに、回復の判断には差異があるとしている。
 陸自では当面の間は飛行場周辺の空域で飛行を行って、パイロットなど乗員が必要な練度を回復した上で、任務に関連するより高度な段階を踏まえながら訓練を進めていくことになる。在日米軍でも、段階を踏みながら慎重に運用再開のプロセスを進めていくとしており、このプロセスでは整備などの準備を終えた機体から順次段階的に行うこととして、一度に全機が飛行を開始するわけではないとしている。
 防衛省によれば、米側では回復のプロセスについて、部隊によっては初夏ごろまでの実施をみている計画が示されているとして、日米とも慎重に段階を踏まえて、任務に対応できる能力の回復を図っていくとした。

※この記事の概要
・不具合の部品特定、予防点検と整備増やし対策
・設計・構造に問題なし、HCEは発生せず など