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2024.02.21

WING

酒井海幕長、MQ-9B鹿屋運用で警戒監視など検証

 民航機影響など考慮、オーバーラン機とは別機

 

 酒井良海上幕僚長は2月20日の会見で、海上自衛隊が八戸航空基地で試験的に運用するMQ-9Bシーガーディアンを鹿屋航空基地へ移す理由について、同無人機が「試験的運用の次のステップとして、警戒監視に使えるか検証する試験に入る」ため、計画や監視エリアのほか、民航機に影響を及ぼさない地域であること、加えて在日米軍の同系列機体であるMQ-9を使用した実績があることを挙げて説明した。
 在日米軍によるMQ-9の鹿屋配備は、昨年11月まで約1年間行われたが、その間8月には着陸時にオーバーランが発生し、一時滑走路を閉鎖する事態になり、地元から不安視する声も上がった。その上で酒井海幕長は、在日米軍が運用するMQ-9と、海自が試験的に運用するMQ-9Bでは「全く違う機体」であり、MQ-9Bでは「まだ大きな事故が起きていない」認識で問題ないとした。

 

※写真=会見で質問に答える酒井海幕長

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