日本特殊陶業、自動車整備工場にドローンで部品配送

　自動車整備サプライチェーン課題解決にドローン活用

　日本特殊陶業は、自動車整備工場に対する部品配送をドローンで行う実証実験を実施した。
　この実証は自動車業界として初の試みで、自動車整備業界が抱える課題の解決とカーユーザーの利便性向上の可能性を確認することが目的。フタバとTOMPLAなどと協力して、今年1月15日から1月18日までの間、熊本県御船町で実施した。
　自動車ユーザーが車検等で必要となる補修部品は、地域の部品商の在庫から整備工場にルート配送される仕組みになっている。しかしながら緊急で修理が必要になる故障車に対する部品については、整備工場からの注文に応じて、その都度個別配送が行われている。そのため部品商では、緊急配送人員を如何に確保するかということに加え、緊急配送に関わるコスト負担を軽減することが課題となっている。

※画像＝自動車整備業界のサプライチェーンが抱える課題をドローンで解決（提供：日本特殊陶業）