記事検索はこちらで→
2024.01.15

WING

IHI、テールコーンに収納可能な航空機用1MW級電動機開発

  ハイブリッド電気推進システムとして適用可能な1MW達成

 IHIはジェットエンジン後方のテールコーン内部に搭載可能なものとして世界初となる1MW級の電動機を開発することに成功した。
 IHIは去る2020年3月、現在運航中の旅客機に搭載されている最大の発電機容量クラスとして、250kW級のエンジン内蔵型電動機の開発に成功。今回の開発では、当時開発した300℃耐熱絶縁被膜を有する高密度成形コイル技術やジェットエンジンの研究開発で培った熱・流体・構造技術を活かした新開発の排熱システム技術に加え、発電機構造の見直しによる効率改善を図ることによって、ハイブリッド電動推進システムとして適用可能となる1MW級の出力が可能な電動機を実現したことを明かした。

※写真=電動化システム共同研究センター 新世代モーター特性評価ラボでの評価の様子(提供:IHI)

※この記事の概要
・IHIが提唱するMEEPとは? など