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2024.01.10

WING

波乱の年末年始、航空各社の国内線旅客数いずれも前年割れ

 国際線はネットワーク便数回復進行で需要好調

 航空会社各社の年末年始(12月28日~1月3日)の旅客輸送実績が1月9日に一斉に発表された。羽田空港C滑走路における日本航空(JAL)機と海上保安庁機の衝突事故発生を受けて、当初予定よりも後ろ倒しでの発表となった。
 今年度の年末年始は、元旦に能登半島地震が発災し、翌2日には羽田衝突が発生。航空会社各社で欠航便が生じ、帰省やレジャーで航空便の利用を想定した旅客の足に大きな影響が発生した。ただ、物価高騰などの影響もあってか、もともと昨年12月22日に発表された予約ベースでも、前年度に比べて出足が鈍かったこともあって、供給量を絞り込んでおり、実績ベースで前年度割れとなるケースが散見された。