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2024.01.10

WING

無人月着陸船「ペレグリン」、推進剤使い切るまで40時間

 月面軟着陸不可能も、次期宇宙船「グリフィン」向けデータ収集

 ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)の「バルカン」ロケットで1月8日(米現地時間)に打ち上げられた無人の月着陸船「ペレグリン」について、同船を開発したアストロボティックは1月9日、推進剤を喪失してため「月面への軟着陸が不可能になった」ことにあらためて言及しつつ、一方で「宇宙船として運用を継続するためには十分な推進剤が残されている」ことを明かした。
 アストロボティックが再計算したところ、残された推進剤を使い切るのは約40時間後との見解を示した。

※画像=「ペレグリン」は残りの推進剤を用いてデータ収集。次の「グリフィン」ミッションにデータを活用する(提供:アストロボティック)