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2024.01.09

WING

ULA、「バルカン」の初認証フライトの打上げ成功

 月着陸船「ペレグリン」は失敗、分離後に異常発生

 ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は1月8日午前2時18分(米国東部現地時間)、ケープカナベラル宇宙軍基地のスペース・ローンチ・コンプレックス41から、次世代ロケット「バルカン」の打ち上げに成功したことを発表した。「バルカン」には、アストロボティックの無人月着陸船「ペレグリン」をペイロードとして搭載していたが、アストロボティックによれば、分離後、異常が発生。代替ミッションを模索するとした。
 ロッキード・マーティンとボーイングの合弁企業であるULAが開発した「バルカン」の初めての認証フライト(Cert-1)ミッションには、アストロボティックの「ペレグリン」月着陸船ペレグリン・ミッション・ワン(PM1)を搭載。個の月着陸船は、月面に科学技術を提供するNASAの商業月ペイロード・サービス(CLPS)構想の一環でもある。

※写真=ULAの「バルカン」が初の認証フライトに成功(提供:ULA)