ジョビー、NASAとeVTOL空域統合シミュレーションを完了

　1時間当たり最大120機の出発・到着を実証

　eVTOLスタートアップのジョビー・アビエーションは、米航空宇宙局（NASA）エイムズ研究センターと共同で進めていたエアタクシーを既存の航空交通管制（ATC）に如何にして統合するか、航空交通シミュレーションを成功裏に終えたことを明らかにした。
　複数年におよんぶ空域研究を経て、ジョビー・アビエーションとNASAの研究チームが共同開発したシミュレーションでは、現在の実データを使用して、ダラス・フォートワース（DFW）圏の複雑かつ混雑した空域を1時間に数十機のeVTOLが出入りするシナリオを検証した。
　この実証では、空港のリアルタイムシミュレーションを360 度ビューで提供する仮想タワー施設である NASA の「Future Flight Central」 で行われた。NASA と Joby のエンジニアのほか、パイロット、航空管制官が参加した。
　複雑で混雑した空域を代表するダラス・ラブ・フィールド (DAL) および ダラス・フォートワース空港の交通パターンをシミュレーションした。