★JTB2024年旅行動向、海外旅行7割台の回復見通し

　訪日過去最高の3310万人、国内23年と同水準に

　JTBは12月20日、2024年の旅行動向見通しをまとめた。それによると、国内旅行者数は2023年とほぼ水準、19年比6.4％減の2億7300人、海外旅行者数は23年の5割増、コロナ前の19年比約72.2％の1450万人、訪日外国人数は19年比3.8%増と過去最高の3310万人と予想した。
　日本政府観光局（JNTO）が同日発表した出国日本人数は11月までで19年比52.8%減の867万6200人と5割に届いていないが、11月単月はコロナ禍以来初めて37.5%減の1027万100人と6割台の回復を示した。
　しかし、UNWTOが発表した2023年1〜9月の世界の海外旅行者数は、コロナ前の87％の水準まで回復しており、欧米などに対してアジア太平洋の回復は遅れ気味で、とくに日本からの海外旅行の遅れが目立っている。