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2024年航空会社純利益、前年比10%増の257億ドル予想
コロナ前超え旅客数47億人、総収入9640億ドルで過去最高
国際航空運送協会(IATA)は12月6日(ジュネーブ時間)の会見で、2024年の航空業界の純利益が対前年比10.3%増の257億ドル、純利益率2.7%に達すると予想した。ちなみに、今年は純利益が233億ドル、純利益率2.6%を見込むとした。
営業利益ベースでは2023年の407億ドルから、2024年には493億ドルへと拡大すると予測。2024年の総収入は前年比7.6%増の9640億ドルとなり、過去最高を更新するだろうとの見通しを示した。
IATAは2024年の航空旅客数は約47億人と予想。これは新型コロナパンデミック発生前の2019年に記録した45億人を上回る歴史的高水準に達するだろうとした。航空貨物量に関しては、2023年に5800万トン、2024年に6100万トンに拡大すると分析した。
旺盛な旅客需要を背景に、旅客収入は2024年に7170億ドルに達し、2023年の6420億ドルから12%増と、大幅な増加を予想。旅客需要を示すRPKsの伸びは前年比9.8%と試算した。これはパンデミック発生以前の成長トレンドの2倍以上となるものの、2021年から2023年の過去3年間にかけてみられてきたような大きな対前年比増加は、いよいよ終焉を迎えるとした。
※画像=航空会社の純利益の回復が進む(出典:IATA)
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