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2023.11.30

WING

海保、大型無人機「シーガーディアン」で硫黄島新島観測

 海上保安庁は11月24日、去る11月23日に、同庁が運用する無操縦者航空機を使って、硫黄島の火山観測を実施したところ、硫黄島南岸の翁浜(おきなはま)沖の新島において噴火活動が確認されたことを発表した。
 海上保安庁の無操縦者航空機は、ジェネラル・アトミックス・エアロノーティカル・システムズ社製の「MQ-9Bシーガーディアン」だ。
 海上保安庁は「シーガーディアン」によって、硫黄島南岸の翁浜沖約 1kmに確認されていた新島(北緯24度45.4分、東経141度19.6分)において噴火活動を確認。新島の南端中央付近の火砕丘で、噴石や噴煙を噴出していたという。その噴火の高度は約200メートルだった。
また、新島全体の大きさは南北約450メートル、東西約200メートルの大きさだったほか、新島周辺で変色水も確認したという。

※画像=翁浜沖の新島の噴火の状況。11月23日16時47分、可視カメラで撮影(提供:海上保安庁)

※画像=翁浜沖の新島の噴火の状況を赤外線カメラで撮影(提供:海上保安庁)