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2023.11.30

WING

ロールス・ロイス、中期財務目標で営業利益率最大15%に設定

 民間航空宇宙の営業利益率は15%、防衛も16%に

 ロールス・ロイスは11月28日(現地時間)、キャピタル・マーケット・デイを開催し、財務業績のステップ・チェンジを掲げる中期財務目標を設定したことを発表した。2027年までをターゲットに、具体的には営業利益25億~28億ポンドとすることのほか、営業利益率目標を13~15%に設定。さらに、フリーキャッシュフローを28億~31億ポンド確保するほか、資本利益率16~18%とすることを目指す。
 さらに、部門毎の営業利益率目標としては、民間航空宇宙部門は2022年の2.5%から15~17%に改善することを目指し、防衛部門は2022年の11.8%から、14~16%に改善することを目標に据えた。パワーシステムズに関しても2022年の8.4%から、12~14%に営業利益率を引き上げていくことを目指す方針を示した。
 なお、重点戦略によって投資の優先順位付けやパートナーシップの機会を特定しつつ、今後 5 年間で総額10億~15億ポンドの資産売却プログラムを計画していることも明かした。

※この記事の概要
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