★訪日外客、年内にも単月ベースでコロナ前回復の可能性

　高橋観光庁長官が見通し「受入体制強化に注力」

　観光庁の高橋一郎長官は8月21日に実施した業界紙会見で、今後の訪日外国人旅行者数の見通しについて「中国から日本への団体旅行実施が解禁されたことにより、訪日客数の回復が加速すると期待している。そうした中で年内にも単月ベースでコロナ前に回復することを視野に入れながら、受入体制の強化を図っていきたい」という考えを示した。一方でコロナ禍からの旅行需要の回復を受けて懸念されるオーバーツーリズムや人手不足問題への対応についても「地域や関係業界と連携して支援を行っていきたい」と述べ、課題解決に向けた諸施策を展開していくとした。

　中国からの団体旅行解禁、10月の国慶節以降に本格化 　地方誘客や旅行商品造成への情報発信強化

　オーバーツーリズム問題、地域と連携し対策強化 　満足度低下への懸念、最小限に抑える

　24年度予算の概算要求とりまとめが大詰め 　地域活性化と持続可能な観光実現を軸に