★二階会長「事業継続の環境整備」最重要課題

　ANTA総会 更新登録、資金繰りなどを要請

　全国旅行業協会（ANTA）は6月29日、東京・永田町の都市センターホテルで定時総会を開催した。総会では2022年度の事業報告と収支決算、23年度の事業計画と収支予算案について審議が行われ、原案通り承認された。総会で挨拶に立った二階俊博会長は「事業継続を望む会員が事業廃止に追い込まれない環境整備が最重要課題。更新登録要件の弾力的運用、資金調達、過重債務返済、国内旅行需要喚起支援を政府与党に要請していく」と会員の事業継続に全力を傾注することを強調した。
　ANTA会員は2019年の5643社をピークに、コロナ禍の影響で、20年5607社、21年5484社、22年5370社と減少を続けている。旅行需要が本格的な回復を迎えている中で、事業継続の困難さに直面している。
　また、役員改選が行われ、二階俊博会長、近藤幸二、駒井輝男、北敏一各副会長、菅井雅昭専務理事は再選された。

　国内旅行支援継続、安心・安全な旅行を
　貸切バスツアーは貸切バス業界と一層連携