記事検索はこちらで→
2023.06.21

ウイングトラベル

★香港国際空港、日本の地域航空会社への働きかけ強化

 日本との旅客需要拡大へ、地方都市との接続実現

 

 香港国際空港を運営する香港空港管理局のヴィヴィアン・チャン最高執行責任者(COO)は本紙とのインタビューに応じ、日本と香港間の旅客数のさらなる増大に向け、日本のローカルキャリア(地域航空会社)に対して香港への就航に対する働きかけを強化していく方針を明らかにした。チャンCOOは「香港と日本相互間の旅客数上積みに向けて日本の地方観光都市とのネットワーク構築を意識している」と述べ、日本国内のさまざまな都市とつながるための取り組みに力を入れていきたいとした。香港国際空港は2035年に空港利用者数をコロナ前の2019年に比べて約1.7倍増に相当する1億3000万人の実現を目指している。この目標の実現に向けて「日本との旅客獲得は欠かすことができない」と述べるとともに、空港ターミナルとあわせて周辺地域の商業・MICE関連施設の整備を進めることで「旅に出かけたくなる空港づくりを目指していきたい」と意気込みを示した。

 

 2024年にコロナ前の利用客数回復目指す
 日本からの旅客獲得へ需要刺激策を積極展開