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2023.05.18

WING

防衛省、シナイ半島のMFOへ2人を追加派遣

 インフラ整備担当、同盟・同志国との連携強化

 防衛省はこのほど、シナイ半島国際平和協力業務として多国籍部隊・監視団(MFO)司令部へ施設分野の担当2人を追加派遣する。これはMFOからの要請に応じて行うもので、シナイ半島司令部の後方支援部で司令部活動のため、リモートサイトなど含むインフラの整備を担当する予定としている。自衛隊が国際平和協力活動で積み上げた施設分野の知見・能力を国際平和協力活動で発揮し、日本の平和と繁栄の土台とする中東地域の平和と安定に一層貢献するとともに、同盟国の米国や同志国のカナダ、オーストラリア、イギリスとの連携を一層強化する。
 MFOは1982年からシナイ半島に展開し、エジプト・イスラエル間の停戦監視や両国間の対話・信頼醸成の活動に取り組んでいる。本部はイタリア・ローマで、軍事司令部はエジプトのシャルム・エル・シェイクに所在する。すでに自衛隊では連絡調整部へ2人の派遣を行っているところ。これまで1年交代で延べ8人の派遣を行ってきた。