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2023.05.17

WING

IATA、5~9月の先行予約は前年比35%増で推移

 夏の繁忙期に深まる航空業界の自信

 国際航空運送協会(IATA)は5月17日(ジュネーブ現地時間)、今年第1四半期(1-3月期)中の5月~9月の先行予約が、昨年同期に比べて35%上回って推移していることを発表した。
 世界各地で新型コロナパンデミックからの回復が進み、人の流動も旺盛に。北半球の夏シーズンは、航空業界にとって年間で最も稼ぎ時であるだけに、夏本番を前に航空会社各社は手応えをしっかりと掴んだ様相だ。
 IATAがまとめた地域別の先行予約状況によれば、アジア太平洋地域は134.7%と急激な伸びがみられているほか、中東が42.9%、ヨーロッパは39.9%、アフリカで36.4%、ラテンアメリカでも21.4%の伸び率となっているという。さらに他地域に比べてコロナ影響からの回復がやや早かった 北米市場でも14.1%の伸びがみられていることを明かした。