★旅行サービス手配業の創設は「評価に値する」

　国交省「旅行業の質の維持・向上」を政策評価

　国土交通省は、令和4年度（2022年度）の政策レビューで、「旅行業の質の維持・向上」について政策評価を行った。そのなかで、去る2018年の旅行業法改正で「旅行サービス手配業」（ランドオペレーター）の登録制度を創設したことについて、新規参入や取引条件の向上など政策の効果が見られたほか、専業のビジネスとしても成り立つとの意見が市場でも一定程度見られるとして、「これらの成果は評価に値する」とした。ただ一方で、旅行業界をとりまく環境は大きく変化しており、従来型のビジネスだけでは質の維持・向上が図られず、立ち行かなくなってきているとして、地域密着型の着地型商品の普及促進、持続可能な観光への取組促進、DX化への対応、ユニバーサルツーリズムの普及・促進などを今後の対応方針に掲げた。