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2023.04.04

WING

成田2月、回復顕著な外国人旅客は100万人超

 約7割に、日本人はいぜん3割程度で回復遅れ

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は4月30日の定例会見で、2月の成田空港運用状況について、国際線の回復によって旅客数が著しく増加し、特に外国人旅客が前年同月比で2081%の100万人超となった。国内線旅客もコロナ禍前とほぼ同じ水準になり、航空旅客全体では3ヵ月連続で200万人を超え、「2000年代初頭のレベルまで回復」していると説明した。
 2月の国際線旅客数は前年同月比で724%増の163万7922人になり、19年同月比では41%減となった。中でも著しく伸びている外国人旅客は前年同月比1981%増の100万5614人と、東アジアの旅客中心に伸びて2ヵ月連続で100万人超、中国方面の回復なしでも19年比で27%減となった。一方で回復ペースが遅い日本人旅客は前年同月比786%増の36万3590人となり、19年比では68%減となった。回復へ向かっているものの「インバウンドとアウトバウンドではコントラストある」と説明した。また通過客については前年同月比146%増の26万8718人で、19年比では7%減だった。