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2018.10.26

ウイングトラベル

地震風評被害、国内戻りも訪日客回復課題

日銀札幌支店調査、韓国から北海道が急減

 日本銀行札幌支店がまとめた北海道胆振東部地震発生以降における観光関連業種の動向によると、北海道は紅葉の観光シーズンを迎える中で、政府による「北海道ふっこう割」を利用した宿泊がスタートし、国内旅行者は回復の状況がみられるが、訪日外国人旅行者は戻っていないという。とくに、訪日北海道旅行を牽引する韓国からの旅行者が大幅に減少していることが指摘されている。
 地震発生以降、観光関連業種の多くの企業は早期に通常営業を再開したものの、風評被害により宿泊予約のキャンセルが相次いだ結果、9月の北海道への観光入込数は前年同月比3割弱も減少した。