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2018.03.23

ウイングトラベル

添乗員の活躍の場、インバウンド分野に拡大を

TCSA総会、人材確保へ派遣社員化の流れも

 日本添乗サービス協会(TCSA)は3月22日に通常総会を開催し、海外・国内添乗に加えてインバウンド分野への添乗員の職域拡大を支援するため、「インバウンド業務検定」(仮称)の国家検定への申請や、「インバウンド業務入門」のテキスト販売などに取り組むことを骨子とした平成30年度事業計画を承認した。
 総会後の会見で三橋滋子TCSA会長は、「昨年来、ようやく景気が上向きかけているが、それに伴い登録型の働き方で添乗員を志望する人が減っており、会員会社は若年層の人材確保に苦慮している。契約社員化の動きも出ているが、この職業は繁閑の波が大きく、オフ期の添乗員に何をしてもらうかが大きな課題」とした上で、「将来に向けて、協会として新しい道を探っていかないと事業継続が難しくなる。そこで数年前からインバウンドのスタッフ養成を新たな事業に掲げて取り組んでいる」として、添乗員の活躍の場をインバウンドにまで広げたいとの見解を示した。

 

※写真=会見する三橋滋子TCSA会長(右)、吉岡敬泰副会長