豪・英軍と自衛隊の円滑化協定法案閣議決定

　スムーズな共同訓練、パートナー国と連携強化

　日本政府は2月28日の閣議で、オーストラリアとイギリスを対象とした円滑化協定の法律案を決定した。これは自衛隊が豪州および英国と共同訓練などを行うときに、双方の対応について決めたもの。日本周辺の安全保障環境が厳しさを増す中で「自由で開かれたインド太平洋（FOIP）」に向けて、パートナー国や同志国との協力・連携を促進させる。
　浜田靖一防衛大臣は閣議後の会見で、豪英との防衛協力円滑化を目的とする協定の実施を確保するためのものであり、自衛隊と豪英両国軍との共同訓練や災害救援などが円滑に実施されるようになり「重要な意義を有するもの」だと説明した。