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2023.01.17

ウイングトラベル

★観光庁、新たな観光立国推進基本計画の目標項目案提示

 25年にコロナ前水準への回復と観光の質的向上実現へ

 

 国土交通省・観光庁は1月16日、交通政策審議会観光分科会の第44回会合を開催した。今回は3月末までの策定を目指している2025年までの新たな観光立国推進基本計画の策定に関する議論が行われ、観光庁からは新たな計画に盛り込む目標を設定する項目のイメージについて示された。目標設定については「インバウンド回復」「国内交流拡大」「高付加価値で持続可能な観光地域づくり」の3つの戦略に基づき、訪日外国人旅行消費額単価、訪日外国人旅行者1人あたりの地方部宿泊数、訪日外国人旅行者数、日本人の地方部における延べ宿泊者数の4項目において2019年実績への回復・上積みを目指すとした。さらに新たな目標設定として「持続可能な観光に取り組む地域数」を盛り込むことを提案した。
 加えて前回の基本計画において目標達成を実現した日本人の海外旅行者数についても、新たな目標設定に関する検討を進めていく方針も示された。

 

 訪日外国人旅行者数は19年実績の回復へ
 消費単価、地方部宿泊数はコロナ前から上積み