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2022.10.21

ウイングトラベル

★NAA田村社長、22年度上期の国際旅客が5倍に

 太平洋・アジア線で増加、国内はコロナ前の水準 

 

 成田国際空港会社(NAA)の田村明比古社長は10月20日の定例会見で、2022年度上半期に国際線旅客便の発着数が前年同期の約1.5倍、旅客数が5倍弱になり、太平洋線やアジア線を中心にビジネス需要・レジャー需要が増加したと説明した。国内線は発着・旅客ともコロナ禍前の水準に迫り、発着数では上半期として3番目になったことを明かした。
 田村社長によれば、上半期はパンデミックの影響が残り、ウクライナ情勢もあって、良いとはいえない状況だった。その中で厳しい水際対策を行っていた日本でも、遅れながらも段階的に緩和化が進み、国際線では太平洋・アジア線を中心に需要が回復した。国内線の旅客便については、感染症第7波の影響があったものの、感染拡大以降初めて行動制限のないゴールデンウィークや夏休みを迎えて順調に回復し、以後コロナ禍前と同水準で推移した。