★9月の出国日本人数31万9200人、法務省速報値

　外国人入国者約25万人、水際緩和の効果限定的

　法務省がまとめた速報値によると、9月の出国日本人数は31万9200人となり、8月に続き単月で30万人台を確保した。前年同月比では6.09倍と順調に回復しているが、コロナ前の2019年対比では81.8％減と、依然として8割減の状況が続いている。また、9月の外国人入国者数は24万9300人となり、前月の8月より2万5000人強増加したが、9月7日からの水際対策緩和による効果は限定的となった。前年同月比では8.98倍、コロナ前の2019年対比では88.7％減で推移している。政府は10月11日よりコロナ禍の水際対策を大幅に緩和しており、10月以降の需要回復動向が注目される。
　出国日本人数については、前月の8月に38万6400人に達し、コロナ禍以降では初めて単月で30万人台に乗った。9月は8月に比べると6万7000人程度減少したが、それでも2回あった3連休効果もあり、単月で30万人台を確保した。