成田7月、制限ない夏休みで3ヵ月連続100万人超

　8月は太平洋・アジア線回復、発着はコロナ禍前と同レベル

　成田国際空港会社（NAA）が発表した2022年7月の空港運用状況は、旅客数全体で前年同月比184％増の143万6302人になり、発着数が30％増の1万4472回となった。これはコロナ禍前の2019年同月と比べると旅客数が63％減、発着数が37％減であった。前年は東京2020オリンピック大会に伴う出入国など増加要因があったため、国際線旅客は直近5・6月と比べて前年からの伸び率が鈍化した。しかしながら規制緩和が進み、海外主要国向けのビジネス需要や、レジャー需要の増加によって回復傾向で推移した。国内線旅客は3年ぶりに行動制限のない夏休みとなって回復が進み、旅客数全体で3ヵ月連続の100万人超となった。