★岸田首相会見、9月7日から陰性証明廃止

　入国者数制限、訪日ツアー条件緩和は先送り

　岸田文雄首相は8月24日にオンライン会見し、新型コロナウイルス感染症のワクチン3回以上の接種者を対象に、日本入国・帰国時の出国前PCR検査を9月7日から廃止すると正式に発表した。これによって、大半の国・地域で廃止された出国前の陰性証明が日本でもようやく不要となる。
　岸田首相は会見で、「入国者総数、出国前検査、入国時検疫対応などの各種措置について、今後さらに緩和する。まずは、日本から海外に渡航する人が不便を感じている日本帰国時の出国前検査について、9月7日より入国前72時間以内の陰性検査に代えて、ワクチン接種証明の利用を可能とする。そのほかの各種措置についても、感染状況を踏まえつつ速やかに公表する」と述べた。

　1日の入国者制限については、6月から引き上げた2万人を5万人に段階的に緩和し、その後制限を撤廃する方向と見られるが、24日の段階では最終調整が遅れ、訪日外国人旅行の管理型旅行の規制緩和などを含めて先送りされた。

※写真＝オンライン会見で水際対策の緩和を表明する岸田首相