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2022.08.10

ウイングトラベル

★藤井次官「観光にフォーカスし需要回復図る」

 国内・国際の両面で需要回復が最重要課題に

 

 藤井直樹国土交通事務次官は8月9日の専門紙による合同就任インタビューで、交通・観光政策について、「この2年半、コロナで需要が急減し、何とか事業を持ちこたえるためのつなぎ資金や雇用調整助成金などの支援を行ってきたが、今の状況において一番必要でメインになってくるのが需要の回復」だとして、「とくに観光にフォーカスし、需要喚起、需要回復を図っていくことが当面一番重要なことではないか」との見解を示した。国内旅行では『全国旅行支援』について、「ある程度感染が落ち着いてきたときに、しっかり感染対策と両立する形で需要喚起することは非常に重要なこと」として、感染状況が落ち着いてきた段階で全国旅行支援による需要回復を図っていく必要性を強調した。一方の国際観光については、「日本の水際対策による制約をどう緩和できるか」がカギを握るとし、「6月10日からガイド付きのツアーという制約付きながらインバウンドを一応解禁したが、それによって感染が広がった、クラスターになったという話しは聞こえてこない」として、「それらを踏まえて拡大できるものは拡大していく」と、国内、国際の両面で需要回復を図っていく方針を示した。

 

国内はテレワーク浸透、100%元には戻らない

国際は国内以上の打撃、水際緩和がカギ握る

 

※写真=専門紙の合同就任インタビューに応じる藤井直樹次官