三菱電機、三菱地所と丸の内界隈の風況可視化へ

　街の快適・安全性に寄与、ドローンや空クル運航も見据え

　三菱電機と三菱地所は共同で、東京都千代田区にある常盤橋タワーと隣接するTOKYO TORCH Parkにドップラーライダーを設置した。これにより、丸の内エリア（大手町、丸の内、有楽町、常盤橋）の風況（風速・風向）を計測・可視化する実証実験を8月1日にスタートしたことを明らかにした。
　現在、歩行者をはじめ、建設作業やビル外窓清掃などの高所作業従事者の安全確保や、街中でのイベント参加者の快適性確保のほか、ドローンや空飛ぶクルマなどの新技術の導入加速に向け、風況データの効果的な活用が注目されている。とりわけ高層ビルが立ち並ぶ都市部では、近年の気候変動の影響もあり、風の影響が予想しにくくなっているという。