22年度版の防衛白書公開、ロシアの侵略行為強調

　中国関係で米中対立にフォーカス、防衛力強化も
　
　防衛省は2022（令和4）年の防衛白書を公表した。これまでの防衛関連の事案や取組みをまとめた同書では今年2月から始まったロシアによるウクライナ侵略を重点的に取り上げて、力による一方的な現状変更がまさに行われていることを強調。日本を含む国際社会として、断じて許すべきではないとした。さらに米国と中国を中心とした戦略的競争がより顕在化していることに触れた。さらに台湾をめぐる国際情勢にも言及し、日本の安全保障環境にも関わる重要な課題だとして注視する姿勢を示した。
※この記事の概要
・防衛白書でロシアのウクライナ侵攻をどう取り上げたか？
・中国に関する記述は？　など