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2022.07.22

WING

JAL、紙包装の機内食が短距離線サービスを変える

 羽田-金浦線で提供、プラ容器や重量削減も

 日本航空(JAL)は、コロナ禍によって運休してきた羽田-金浦線を6月30日から再開し、高まる韓国との需要に対応する。この韓国線では機内食を新たなかたちで提供することで、旅客からは比較的短い搭乗時間を有効に利用できるなど、好評を博している。さらにエアラインも提供時の手間を省くことができる上、搭載物の重量を軽減することになり、排出する二酸化炭素量の削減にも大きく貢献する。
 この新しい機内食「SKY DELI by JAL」は、7月25日からデイリー運航となる同路線にとって大きな強みであり、短距離線サービスの新たな価値を生む可能性を示す。
 「SKY DELI by JAL」は、DEAN & DELUCAと共同で開発したドーナツサンドを第1弾メニューとして、エコノミークラスで提供する。サイドメニューにはカルビー社が国内空港限定で発売する北海道産ジャガイモを使用したポテトチップを添える。大きな特徴となるのが、従来のトレーで提供するのではなく、ペーパーバッグに包むかたちとなっていること。コンパクトなサイズで座席周りのスペースを取らず、好きなタイミングで食べられるなど手軽に食事を楽しめるスタイルが高い評価を集めている。

※この記事の概要
・「SKY DELI by JAL」はどんな特徴が?
・CO2削減効果も  など