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2022.07.11

WING

JAXA、地球観測衛星コンソーシアムを9月発足へ

 20~30年先見据えた全体戦略提言、非宇宙と共創も

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今年9月にも地球観測衛星コンソーシアム(仮称)を立ち上げる方針を固めたことが明らかになった。来る9月7日、第1回目のコンソーシアム設立総会を開く見通し。この総会では会長・副会長の選出のほか、22年度の活動を策定。その後、講演会を開催することを計画している。
 地球観測衛星は気候変動対策や防災・減災、さらには安全保障などの基盤として活用されてきた。一方で宇宙産業では民間主導型のプロジェクトが急増するなど、「官」から「民」への動きが加速。さらに、デジタル化にも呼応し、衛星が取得したビッグデータの利活用が一層進むことが予想されるなど、既存・潜在的なユーザと共に、地球観測衛星の将来戦略を総合的に議論し、その利活用拡大を図る機運が足下では高まっている。