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2022.06.30

WING

スキポール空港、年間発着回数を44万回に削減

揺れる欧州の空、環境対策で削減もIATAは根拠なしと批判

 オランダ政府がこのほど、スキポール空港の年間発着回数を44万回に削減する方針を固めた。現在、同空港の上限値は年間50万回。パンデミックによる規制が解除されて以降、スキポール空港の発着回数は急速に回復しており、今年の発着回数は既に28万回を超え、既存の年間50万回制限に達する勢いだ。ちなみに前政権下では約54万回の潜在的な需要があるとして分析しており、今回のオランダ政府の決定は前政権が算出したスキポール空港の潜在的な発着数を約20%消失することを意味するもあって、欧州の空には激震が走っている。
 このオランダ政府の決定に国際航空運送協会(IATA)は素早く反応。ウィリー・ウォルシュ事務局長は「この突然の決定は、航空業界、雇用、そしてオランダ経済にとって衝撃的な打撃となるものだ」と動揺を隠せない。しかもスキポール空港では

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