記事検索はこちらで→
2022.06.30

WING

宇宙で活動する前例なき部隊、空間の安定利用へ

SSAシステム本格運用へ重要なマルチロールの精神

 航空自衛隊は、2020年5月に宇宙状況を把握する宇宙作戦隊を新編し、今年3月には同部隊を隷下に置き、宇宙作戦の指揮統制も持つ宇宙作戦群を府中基地に新編した。宇宙空間での任務という自衛隊として前例のない部隊を率いるのは、群司令の玉井一樹1等空佐だ。宇宙空間は官・民問わず様々な分野で利用が進んでいるため、安定的利用を目指す同部隊は「重要な役割を担うと認識している」と述べ、2023(令和5)年度から計画するSSAシステムの本格運用開始に向けて気を吐く。それまで宇宙作戦群では、所属する隊員が一丸となって部隊運用を検討し、人材の育成を推進しているところであり、群司令自身は「その役割をしっかりと果たせるよう、常に部隊の先頭に立って隊員をけん引していく」との考えを示した。

お試し価格で全文公開中