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2022.06.21

WING

ANAHD株総、株主優待の使い勝手向上等求める声

3期連続無配見通しを謝罪、芝田社長「早期復配を」

 ANAホールディングスは6月20日、第77回定時株主総会を都内で開催した。この株主総会は今年4月に芝田・井上新体制が発足して以降、初めての開催となった。ANAホールディングスの芝田浩二社長は23年度を含め、3期連続で無配となる見通しにあることに触れ、「当社は株主の皆様に対する還元を経営の重要と認識しているが、事業構造改革を着実に遂行し、コスト削減を進めたが、コロナによる旅客需要減退の影響が大きく、二期連続の赤字となり、誠に遺憾ながら当期の配当を見送った」ことに言及。「このような厳しい経営環境では将来の不確実性に対応できる手元流動性を確保しつつ、傷んだ財務基盤を回復することが安定かつ長期的な企業価値向上に繋がる。23年3月期についても、配当を見送る予定だ」として株主に謝罪する一幕もあった。
 芝田社長は「早期に復配することができるよう、事業構造改革を着実に遂行し、収支改善に努めていく」とした。

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