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2022.06.20

WING

JAXA、5年以内に航空DX拠点設置へ

DXコンソーシアム発足、5年後に民間移転も

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月17日、欧米航空産業に比べて立ち遅れている本邦航空産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促し、航空分野とDX分野のステークホルダーが協調することを目指した「航空機ライフサイクルDXコンソーシアム」(CHAIN-X:チェインエックス)を、産学官メンバーを迎えて設立した。本邦航空産業のDX技術取り込みを加速し、設計・製造・整備など航空機ライフサイクル全般の効率化を図りつつ、一方で急速にDX化が進む民間機の国際共同開発プログラムなどで生き残りを目指す。ステークホルダーからのニーズを吸い上げや繋がりの場となるほか、技術実装のための受け皿・仕組みとしていく方針だ。
 6月17日のコンソーシアム発足時には、産学官あわせて34社・団体が結集。同コンソーシアムの事務局長を務めるJAXAの溝淵泰寛氏によれば、設置期間は5年間を想定しており、同期間中はJAXAが運営を主導する。JAXAとしては、この5年以内に「DX拠点」を設置することを目指す。

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