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2022.05.31

WING

ソラシド新中計画、26年度に売上高500億円

ADO共同持株会社でシナジー、増機・次世代機更新も

 ソラシドエアは5月30日、2022~2026年度の中期経営計画を発表した。期間最終年度となる2026年度には売上高500億円、営業利益40~50億円、営業利益率8%を達成することを目指す。

 九州・沖縄の翼であるソラシドエアは、北海道の翼であるAIRDOと共同持株会社を設立することで、シナジー効果を最大化することを目指しており、同経営計画においてもグループ経営体制の構築・確立のほか、グループ収益の最大化、増収に向けた利便性・品質向上策の実施。そしてコスト削減・生産性向上などに取り組む方針だ。

 また、ソラシドエアとしては福岡空港が2025年に発着枠が増加することをチャンスと捉え、九州・沖縄を軸としたネットワーク拡充と事業規模拡大に応じた機材数の拡大を図るほか、次世代機への更新を検討する。

 次世代機への更新に関してはコロナ禍前から検討され注目されていたが、本命と目された737MAXは二度の墜落事故発生と、その後の長期間の運航停止期間を経て、世界各地で運航が再開。MCASを改修した737MAXは、市場から好感触を得ており、受注を積み重ねるようになってきている。

 また、CX推進を図るとして、デジタル技術を活用したセルフ化、オンデマンド化をはじめ、衛生・ユニバーサルの強化への対応とソラシドエアならではの独自価値を提供することを目指す。