ADO新中計、26年度に経常利益50億円

27年度目途に新型機へ全面刷新

　AIRDOが5月30日に発表した2022年度～26年度の中期経営計画によれば、計画最終年度となる2026年度には、経常利益50億円を目標とすることを明らかにした。ソラシドエアとの協業などによって、コロナ禍前の利益水準への回復と持続的な成長を目指す方針だ。

　また、機材戦略については、中期経営期間中は現在の機材構成を維持することを基本とする一方、急速な需要の増加が見込まれる場合には、既存型式機材の増機を検討。中期経営計画期間が終了する2027年度を目途に、新型機への全面的な機材更新を行うこととし、同中期経営計画期間中に、機材構成の検討・導入に向けた準備を進めるとした。

福岡－新千歳など路線網拡充

　ネットワーク戦略については、需要動向や競争環境に注視しつつ、現有機材を最大限有効活用することでネットワークを拡充する。

　なかでも注目されるのが、今年7月に九州初上陸となる新千歳－福岡線の開設などで、同社は既存・新路線をはじめとした定期便の増便を進める。積極的な臨時便や国内・国際チャーター便の運航などの展開を図る方針だ。

サービス・オペレーション戦略
非接触・パーソナル化で新システム

　環境変化を見据えながらサービス・オペレーション上の「基本品質の追求」と「付加価値の提供」に注力し、持続的なCX向上に繋げていく。
　そのなかで非接触、パーソナル化を見据えた新システムを導入するほか、ソラシドエアや道内企業等との連携による新たな価値を提供することを目指す方針だ。