★訪日実証ツアーの第一陣、成田空港に到着

　ハワイとLAから7人、視察踏まえ再来日に意欲

　訪日インバウンド旅行者の受入再開に向けて、観光庁が実施する「訪日観光実証事業」の第一陣となるハワイ、ロサンゼルスからの一行7人が5月24日夕刻、成田空港に到着した。7泊8日の日程で2班に分かれて日光東照宮や白川郷などの観光地を訪問する。ハワイから来日したネディーン・K・シマブクロさん（N&K Travel Service Inc President）は、「2年ぶりに来日できて嬉しい。これから日本の観光地を見て回り、ハワイと同じように日本でも感染対策が守られているかをこの目で確かめて、次に来る時には私たちのグループを連れて日本にまた来たい」として、今回の視察結果を次の訪日旅行につなげたい考えを示した。
　ようやくインバウンド再開の扉が開かれようとしていることに、日本の関係者からも歓迎の声が挙がっている。第一陣を手配を取り扱った日本旅行の緒方葉子執行役員訪日旅行営業部長は、「いよいよということで非常に嬉しく思っている。是非、良い形で実証実験が行われ、スムーズに再開できることを願っている」と期待。また、第一陣の到着空港となった成田国際空港の田村明比古社長は、本紙取材に対し、「そうしたステップが成田で踏まれるのを大いに歓迎したい」とした上で、今後、水際対策がさらに緩和された暁には「是非、インバウンドもアウトバウンドもご利用いただきたい」として、今後の水際対策緩和と国際線の需要回復に期待感を示した。

※写真＝5月24日17時頃、ハワイとロサンゼルスから計7名が「訪日観光実証事業」の第一陣として成田空港に到着した

　4市場から計50名が来日、全国12県を訪問
　視察結果をもとにガイドラインをとりまとめ