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2022.05.24

ウイングトラベル

【潮流】夏休み前に入国者数の制限撤廃を

 政府は5月20日に岸田首相がロンドンで表明した「G7並みの水際対策」として、世界の8割に当たる国・地域からの入国者と日本人帰国者に対して、入国時の新型コロナウイルス検査と自宅待機を免除することを正式に決定した。これにより、出国前の検査は維持されるものの、入国時の円滑な入国を可能にするとした。
 このために、「赤・青・黄」の3色に世界の国・地域を色分けし、8割が該当する「青」の国・地域に対しての出国前検査で陰性なら入国を受け入れる。
 既に、新型コロナウイルス感染症の判断材料として、この「信号システム」は導入されており、結局は世界の国々の水際対策の緩和を追随していることになる。それなら、なぜもっと早く実行しなかったのかとの疑問は残る。
 しかも、「G7並みの水際対策」とは1日の入国者数の撤廃であり、既に報道に出ていた通りの1万人から2万人に引き上げただけでは、とても「G7並み」とは言えない。これを早急に実現してこそ「G7並み」と胸を張ることができるのではないか。