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2022.04.26

WING

日米合同委、22年度に在日米軍7件の整備などで合意

普天間飛行場で老朽化の倉庫・格納庫など整備

 日米合同委員会はこのほど、2022(令和4)年度に日本側が行う在日米軍施設の整備などについて、新たに7件実施することで合意した。  
 合意に至ったのは、1件目が三沢飛行場で、整備用格納庫改築および設計と、航空機掩体の設計および調査を行う。2件目が横田飛行場で、消防署の調査を行う。3件目がキャンプ座間になり、管理棟の敷地造成を行う。4件目が浦郷倉庫地区で、消防署の敷地造成を行う。5件目が秋月弾薬庫で、基地管理を行う管理棟の設計を行う。6件目が立神港区の整備で、給電・通信などユーティリティの設置を行う。7件目が嘉手納飛行場で、こちらでは工場の調査を行うこととしている。
 さらに委員会は、普天間飛行場の倉庫、格納庫、教育施設の施設補修について合意した。いずれの施設も老朽化が著しいとして、施設分科委員会から実施の勧告を受けた上で承認に至った。  そのほか、キャンプ瑞慶覧の喜舎場住宅地区では、主要ユーティリティ・インフラの建設として、ボックスカルバートの整備や、埋立造成などを行うことで合意した。これは2013年4月に公表となった「沖縄統合計画」の一環として行うもの。この計画では、家族住宅を約910戸建設する住宅統合を挙げており、それら必要な工事としてSACO実施部会が勧告し、それを委員会が承認した。

※図1=合意に至った普天間飛行場の倉庫・格納庫・教育施設の位置(提供:防衛省)

図2=キャンプ瑞慶覧で整備を行う施設の位置(提供:防衛省)