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2022.04.25

WING

三菱重工航空エンジン、長崎工場の二期拡張計画を正式決定

24年3月完成、海外外注工程内製化で燃焼器生産一貫工程確立

 三菱重工航空エンジンは4月22日、これまで検討を進めてきた長崎工場の二期拡張を正式に推進することを決定した。旺盛な需要が見込まれているA320neo搭載エンジンである「PW1100G-JM」エンジン燃焼器および燃焼器ケースの増産に対応する。
 既設の約5400平米(建築面積)ある1期棟の北側および東側に、建物・設備あわせておよそ100億円を投じて建築面積約5700平米の第2期棟を建設。これにより三菱重工航空エンジン長崎工場は、計1万1100平方米に拡大する。二期工事の完成は2024年3月を計画しており、その後製造ライン認定などを受けて稼働を開始する。その稼働は早いもので2025年、遅いものでも2026年を予定しているという。