制限無きGW、航空各社予約は大幅な前年超え

コロナ前水準比で国内約6割、国際2割水準に

※写真＝3年ぶりの制限無きGWがまもなく到来。航空業界の期待は大きい

　
　政府のまん延防止等重点措置といった制限のないゴールデンウィークが、まもなく訪れる。2020年は全国規模で、昨年も東京や大阪といった大都市圏を中心に、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置といった行動の自粛が求められていたが、そうした足枷のないゴールデンウィークは実に3年ぶりのことだ。そうしたなか4月22日、本邦航空会社各社のゴールデンウィーク予約状況が出揃った。
　各社の国内線予約は軒並み前年の予約状況を大きく上回って推移している。航空大手2社のうち、全日本空輸（ANA）の国内線予約数は前年同期比約47％増の78万人以上を確保。一方の日本航空（JAL）も103.8％増加した72万9911人と、コロナ禍ながら堅調な予約状況で推移している。ただ、コロナ前の予約水準と比較すると、ANAは約58％、JALも約57％という水準で、新型コロナに対する人々の警戒感を表す結果ともなった。しかしながら昨今の予約の傾向として、新型コロナ感染拡大状況を見極めるためもあってか、大手航空会社であっても間際予約が増加しており、今後、さらに予約が増加することが予想されている。