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2022.04.14

ウイングトラベル

★2022年がポストコロナ期の観光への第一歩

 星野リゾート代表、実態に即した需要喚起策を

 

 星野リゾートの星野佳路代表は4月13日に実施したオンライン会見で「2022年が国際間の移動も含め、コロナからの観光需要回復に向けた最初の一歩となる」と述べ、旅行・観光マーケットの回復期へ移行していくターニングポイントとなる見通しを示した。ただ「国内旅行市場においては地域格差が見られている。特に都市部と航空機移動を伴う観光地について、Go Toトラベルによる支援を行うようにするなど、実態に即した支援を行えるよう内容を見直していくべきだ」と述べ、Go Toトラベル事業について、より地域の実情に即した内容に改めるべきであると注文を付けた。加えて「旅行をしても良いというメッセージも積極的に発信していくことも重要だ」とし、旅行実施へのマインド醸成につながる政策もあわせて実施するべきであるという考えを示した。
 そうした中で星野リゾートは今年4月以降に国内で新たに6施設の開業と1施設のリニューアルを行う。さらに、グアムでも新規施設の運営に向けた取り組みを始めると発表した。さらに、ビジネス利用を促進する取り組みを強化するほか、サブスクリプション型のサービス展開を本格化させるなどといった取り組みを推進し、新規需要の開拓につなげていく方針だ。

 

※写真=旅行市場回復への需要喚起策のあり方や新たなサービスなどについて話す星野リゾートの星野佳路代表

 

 都市部と航空機移動を伴う観光地に支援を
 旅行マインドを高める情報発信も不可欠