★和田観光庁長官、Go To迅速な再開へ準備

　22年度は需要喚起と観光業の弱点克服に注力

　
　観光庁の和田浩一長官は3月18日に行った業界紙との会見で、Go Toトラベル事業の再開について、4月1日以降実施される地域観光事業支援（いわゆる県民割）のブロック拡大を経て「注意深く検討していくということになる」と述べ、具体的な再開時期の見通しについては言及を避けつつも「適切な時期が来たならば、迅速に再開できるように必要な準備はしておく」考えを強調した。さらに和田長官は2022年度の観光政策の取り組みにおいて「まずはなんと言っても観光需要の喚起。そして、コロナ禍で顕在化してきた観光業の構造的な弱点を克服するための取り組みを推進していく」考えを示した。

　政府は観光需要喚起策の一環として、4月1日から県民割の割引対象を地域ブロックに拡大することを決定した。そして、全国規模で実施されるGo Toトラベル事業については、実施について注意深く検討していくとした。