記事検索はこちらで→
2022.03.07

WING

川崎重工業、西神・精鋳工場で燃焼器パネル製造開始

PW1500G/1900GエンジンのFDGS出荷、いよいよ本格化

 川崎重工業航空宇宙システムカンパニー航空エンジンディビジョンの越山雄副ディビジョン長(執行役員)ら同ディビジョン幹部が本誌の取材に応じ、このなかで越山副ディビジョン長が西神工場(神戸市西区)内の精密鋳造(精鋳)工場において、「PW1500G/1900Gのエンジン燃焼器の内側に貼り付けるパネルの製造を新たに開始した」ことを明かした。
 西神工場の精鋳工場は、産業用ガスタービン関連のタービンブレードやノズルなどが主力製品となってきたが、「プラット&ホイットニーの認証を取得して、これを内製化する。そのような手立てができた」ことに言及し、「精密鋳造品としてようやく本格的な航空エンジン部品を製造することができるようになった」と話すなど、同社の精密鋳造技術を活用した新たな航空エンジン部品製造に着手したとした。

お試し価格で全文公開中です。