航空輸送10月、国際旅客は例年の6％程度に

国内旅客は5割程度まで回復、国際貨物好調維持

　国土交通省がまとめた2021年10月の航空輸送統計は、国際航空の旅客輸送量が前年同月比86.6％増の11万9000人、人キロベースでは81.3％増の7億9073万人キロになり、座席利用率が20.7％だった。コロナ禍前の19年同月と比べると輸送人数が93.7％減で、人キロベースが90.9％減であり、旅客輸送量は前年を大幅に上回るも例年の6％程度となった。
　国内定期航空の旅客輸送量は3.6％増の471万4000人で、人キロベースでは2.7％増の43億9679万8千人キロ、座席利用率が59.2％だった。19年同月比では旅客輸送量が48.6％減になり、人キロベースでは48.3％減だった。国際線よりも早い需要の回復を見せ、旅客はコロナ禍前の5割程度となった。