JAL赤坂社長、22年3月にはEBIT単月黒字も視野に

国内需要戻り「明るい兆し出てきた」

　日本航空（JAL）の赤坂祐二社長は12月10日の定例会見で、同社グループの中期経営計画が、コロナ禍の中でも順調に進んでいることを強調した。とくに財務面では10月時点の旅客需要が国内線で19年度比5割、国際線で1割弱の水準だったが、11月速報値では国内線が6割まで回復し、税引前利益プラス減価償却費のEBITDAとして単月で「辛うじて黒字になるゾーンに入った」と説明。さらに「すなわち、キャッシュバーンを解消した」と、回復が鮮明になってきたと説明した。2022年3月には国内線が約9割、国際線が約2割まで回復する見込みにあるとし、そうなれば税引前利益のEBITとして、黒字化することも視野に入るとした。