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2021.12.10

WING

川崎重工業、水素事業で2050年に2兆円

水素市場12兆円に拡大、航空・マリンも数兆円

 川崎重工業の橋本康彦社長は12月9日、同社が大きな強みを持つ水素事業の事業計画を明らかにし、2050年には事業規模を2兆円、営業利益率30%以上とすることを目指すとした。また、川崎重工業は航空分野において、水素航空機搭載用エンジン燃焼器などの研究開発を進めているが、橋本社長は「2035年以降の水素航空機の本格導入を見据え、液体水素燃料タンク、水素供給システム、水素エンジンといった中核技術を一気通貫的に開発する」ことにあらためて言及。2026年までに様々な用途に対応可能なラインナップを揃えるとしたマリン分野とあわせ、「2050年までに当社が狙う関連市場規模は数兆円規模に達するとみている」と話すなど、期待を寄せた。

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